光触媒塗料とは光を受けることで化学反応を引き起こし、空気浄化や自己浄化作用を持つ塗料のことです。では、外壁塗装においてどのようなメリットがあるのでしょうか。
光触媒塗料のメリット
光触媒塗料のおもな成分は二酸化チタンです。二酸化チタンは紫外線に反応して強力な酸化作用を示します。
この特性により、光触媒塗料にはセルフクリーニング機能があるのが特徴です。紫外線に晒されることで活性化された二酸化チタンが、塗料の表面に付着した有機物や汚れを分解します。雨水によって簡単に洗い流されるため外壁が汚れにくいのがメリットです。
光触媒塗料の抗菌効果も注目されています。この塗料に含まれる二酸化チタンは、紫外線を受けると強力な酸化力を発揮します。この酸化作用によりウイルスやカビなどの微生物の細胞壁が破壊され、これら微生物の増殖が阻止されるのです。
このため、住宅の外壁のみならず、病院など清潔を重視する建物にも使用されることが多いです。塗装面に微生物が発生するのを抑制するため、病原体の拡散リスクを低減させ、アレルギー反応の原因となるカビ胞子の量も減少します。
まとめ
このように、光触媒塗料はセルフクリーニング機能のみならず強い抗菌効果も持っており、環境衛生を改善するための有効な手段として利用されています。ただし、その効果の持続性については使用環境や光の条件によっても異なることに注意しておきましょう。
