外壁の色決めで注意したいポイント
建物の色決めにおいては、面積効果以外にもいくつか注意しておきたいポイントがあります。
まず、色見本や塗板を使用する際には、実際の外壁に近い条件で色を確認することが大切です。色は光の条件によって大きく見え方が変わるため、可能であれば色見本や塗板を実際に外壁にあててみて、時間帯を変えてどう見えるか色の変化を観察することをおすすめします。直射日光の下や曇りの日の色の見え方をチェックしておけば、より実際の状況に即した色選びがしやすくなるでしょう。
外壁の色は建物の周囲の環境や風景との調和を考慮することも大切です。その地域の自然環境や、周囲の建物とのバランスを考えながら色を選ぶ方が景観に溶け込む美しい外観に仕上がりやすくなります。たとえば、自然豊かな地域では緑や土の色合いを含む自然な色を選ぶのがおすすめです。
色決めでの注意点
色の選択にあたっては、建物のデザインや使用する素材との調和も重要な要素です。素材の質感が持つ特徴を活かす色を選ぶことで、外壁の色が建物全体の美しさを引き立てることができます。
もう一点注意しておきたいのが長期的なメンテナンスです。外壁の色は時間が経つにつれて徐々に色があせていき、変化します。まずは色褪せが目立ちにくい色を選び、かつ、メンテナンスが容易な色かどうかを考慮すると将来的にメンテナンスがしやすくなるでしょう。
これらのポイントを踏まえておくだけで、外観的にも機能的にも満足のいく外壁塗装、色選びになるでしょう。
